2009年7月23日木曜日

言志四録




かの西郷隆盛氏は、「敬天愛人」という言葉を残した。



彼の精神的バックボーンになっていたのは、「言志四録」という書籍であったらしく、その中から百一条を抄出して金科玉条とし、常に座右の銘とし心の糧としていたという。







総て非常に困難な事に出会ったならば、心をあせらせて解決してしまう必要はない。


しばらくそのままにしておかなければいけない。



一晩そのままに留めておいて、枕元でざっと半分くらい考え、そのことを考えながら寝て、翌朝心がさっぱりしてさわやかな時になって、引き続きこれを考えてみると、必ずぼんやりと一条の解決の道が見えてくる。


そうなると、困難な事の筋道(道理)が自然に心の中に集まってくるものである。



それから、ゆっくりと難問題を一つ一つ処理してゆけば、たいてえいは間違いを起こさない。



☆言志後録45より







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