2009年3月21日土曜日

捲土重来




かの老子は、「早く出たものは早く終わる。遅く出たものは遅く終わる。」と云っている。



徳川経済史を専門にしていた大石慎三郎教授も同じようなことを何かで書かれていた。



「権力というものは、それが確立するまでに30年かかると30年で滅びる。50年かかると50年で滅びる。」



つまり、性急に大きくした組織ほど崩壊するのも早いということだろう。



バランスが崩れると大いなる力が働くし、バランスの崩れ方が激しければ激しいほど戻しの力も激しくなる。



それは振り子のようなものであり、大きな振りの後には一番下に戻そうとする力がより強く働くことになる。



捲土重来 (けんどちょうらい)という言葉があるように、すべては流転するのが自然の摂理にかなっているということだろうか‥。




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