2013年7月14日日曜日

常岡一郎の言葉 No.1







桜の木が春に出会って花をもらうのではない。自分が冬の寒い日もじっと耐えて、準備してきたものが咲いたのである。しかし咲いた花はまた必ず散らねばならぬ。 どんな不幸も、災難も、出会ったのではない。自分が準備して育ててきたものである。



表面に現れてきたのは災難に出会ったのではない。自分の災難がこれで咲いたのである、やがて終わって散る、これですんだのである。いやなことは、あるだけ出てこい。早いがよい。すませてあとの生活をたのしむ。こう思えば明るさが生まれる。(常岡一郎)





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